小机に花を飾って

湿度の高い日だった。駅に帰り着いて見上げると青く澄んだ空高くあちこちに鰯雲が、低く夏の入道雲の切れ端が浮かんでいて夏と秋が混在している空だった。こんなに居心地の悪い日でも確実に季節は進んでいる。
とうとう春の講座の終わりの日が来た。なんとか大きな失敗もなく終了出来たことで安堵した。16回の講座皆勤の人も多く素直に嬉しい。有志が考えて準備してくれたランチバイキングに席を移して3時過ぎまで楽しかった。美しいピンクの濃淡にまとめた花束を頂いて帰宅。小机の上に花を飾ってちょっとした達成感に浸る。