2004-01-01から1年間の記事一覧

穏やかな新しい年を

泣いても笑ってもあと少しで2004年が終わる。テロあり天災ありの酷い年だった。来たる年が全ての人にとって希望を繋ぐことができる年であれかしと祈る。私も家族共々謙虚に着実に日々が重ねられたら、それでいい。 とても寒い大晦日となった。寒さの中を…

La Belle Dame Sans Merci

日の出少し前に家を出た。東の空がオレンジ色に輝いて頭上高く色あせた月があった。海辺に行くと昨日大量に降った雪で装った富士山が力強く見えていた。箱根の山も雪化粧だ。太陽が次第に上がって目の前のさざ波がきらきらと光って本当に美しい冬の朝だった…

手作りは美徳か

夜が更けてもう三十日。今年もほんの少しの時の残すのみ。朝から雪で行動を制限される日だった。少しのお正月料理を準備し始めた。きんぴら、きんとん、黒豆,お煮しめは拵える。そしてあとは買う。もう昔のような手作りは私には疲れるばかり。手作りが美徳…

ジャクリーヌ デュ プレ

午前中"Remembering Jacqueline du Pre"というDVDを観た。「主人があなたに観てもらいたいと言っています」とF夫人が貸してくれた。ジャクリーヌ デュ プレは難病で苦しんだイギリスの女性チェリストだ。そう言えば姉が書いたジャックリーヌの伝記を読んだこ…

ヨン様ファン

ヨン様現象については新聞やテレビで知ってはいるが実際にはどんなか。編集会議後の食事の時このことに話題が及んだ。編集会議の主要なメンバーの2人が強力なヨン様ファンであることが判明した。2人とも50歳をちょっと過ぎた魅力的かつ知的な主婦だ。ヴ…

シクラメンの一鉢

町の花屋は色とりどりのシクラメンが美しさを競っている。私も一鉢買った。子供の頃の大晦日、おせち料理がすっかり出来上がり、家の掃除が終わると母は私を連れて夜の町に出て行くのを恒例にしていた。花屋もあの頃は遅くまで開いていたものだ。この日の買…

気ままな休日を過ごしたい

「プーッ」とメール到着の音がした。Sさんから月曜日の編集会議に向けての宿題が来た。慌ただしく夕食の後、プリントアウトした膨大なものを読み続けること3時間。目がしょぼしょぼして来た。まだ時間がかかりそうだ。ちょっと一休みしよう。残りはK子が…

クリスマスディナー

沢山の苺とフレッシュクリームを使ったケーキが出来上がった。大きなパンチボールの中には色とりどりの果物が浮かんでいる。野菜の盛り合わせはブロッコリーやトマトなどクリスマスカラーが目を引く。最後にオーブンから出て来るのは鶏の丸焼きだ。子供達が…

夫の読書

この1ヶ月に夫が買った本は次の通りだ。分厚い専門の本(1冊で3万円と何がしか,、、),「地球大進化」、「こぼれ種」、「毎日母さん」、「上京ものがたり」そして「タンタンアメリカへ」などなど。私にはこの本選びの心理がよくわからない。しかし本人…

五線譜のラブレター

出掛けついでにN子と泉ガーデンで食事した。きれいなイタリアンのお店で味も上々だった。きのこのポタージュ、鶏肉のトマトソース煮、パン、コーヒーで1000円だからサラリーマンのお昼として手頃だ。鶏を煮たトマトソースはいい味だった。店はオープンキ…

クリスマスのお菓子

パン屋のポールに寄ったら粉砂糖が一杯乗せてあるシュトーレンがあったので一本買った。伝統的なドイツのクリスマス菓子だ。クリスマスのお菓子と言えばイギリスにはクリスマスプディングがありイタリアにはパネトーネがある。みんなドライフルーツや木の実…

嬉しいこと

本当に暖かい日が続いている。帰宅時の寒さを思って着て行ったコートが日が暮れても邪魔なほど。我が家の庭の大きなエリカももう花が一杯ついた。 月曜日の講座も今日が最終日。24名の受講生とは前後合わせて半年以上のお付き合いだった。今日は嬉しいこと…

暮の一日

N子夫婦は26日に成田を発つという。これはパリとミラノの休暇旅行。そしてM子さんは切符が取れ次第エジプトへ行く。彼女が日本でし残していることは私が請け負う。次は私が行く番。いつもそう思うのだがじゃあ仕事を中途半端でいいの?とどこかでささやく…

香り高い水仙の花束

講座最終日。何のトラブルもなく終了出来たことが素直に嬉しい。風邪を引いて声が出なくなれば授業は出来ない。喉が弱い私はいつも風邪を恐れていた。代わりがいないので緊張の連続であることはいつものこと。今日は南房総の香り高く咲く日本水仙の大束を頂…

物みな薔薇色に輝く

6時半過ぎの空。冬の太陽が昇って対岸のマンションやビルが薔薇色に輝いた。昨夜から吹いていた西寄りの風が残って気温も少し下がった。私は冬生まれのせいかこの頃のきりっとした空気が好きだ。ずっと異常な温かさの中で初冬らしい朝はなかった。 今年のパ…

年賀状の準備

暖かな日が続く。夫は元職場の忘年会に出掛けた。久しぶりにスーツを着てK子のプレゼントの素敵なネクタイをしていた。「なんとかにも衣装ね」と憎まれ口を一つきいてから送り出した。私はゆうべのコンサートが結構影響して全てを投げ出し午前中一杯ぼーっ…

オーチャードホールで

Jがコンサートの切符が余っているからと言うので行った。渡辺香津美がギター奏者だとは知っていたしどんな風貌の人かもわかるが残念なことに彼の音楽に触れたことがなかった。そこには私が知らなかった音楽の世界と聴衆がいた。クラシックの聴衆より若い人が…

速読法を知っていたら

読書好きのN子が私の本棚にツンドク状態になっている「ダビンチコード」上下2册を見つけた。この春購入したものの読む時間が見つからないままだった。彼女は暮からお正月にかけてパリとミラノへ行く。機内でこの本を読みたいと言う。こんな時速読法を知って…

健康チェック

年末になって慌ただしく健康チェックを受けた。今日結果を聞いた。幸いなことに血液検査をはじめどれも一応及第だ。しかしコレステロール値はボーダーラインに迫っている。ボーダーラインを越したらお薬ですよ、と脅かされた。夫は数年前こちらは血糖値がボ…

「イル トロバトーレ」

N子と渋谷で待ち合わせた。読み終わった本の交換と久しぶりの食事のためだ。彼女の読書の趣味は相変わらずフランス歴史物だ。 渋谷まで出掛けるならとオペラの切符をオーチャードホールプレイガイドで買った。思いのほか良い場所が取れて満足。いままで切符…

次々来るヨーロッパのオペラ劇場

ゆうべの新聞にベネチアのフェニーチェ歌劇場の再建こけら落としの記事が載っていた。来年はこの時の公演「椿姫」がやってくる。記事によるとこれが凄いらしい。新しい演出は時を現代の都市に置き換えたのだという。記事をじっくり読めば読むほど興味が湧い…

聴衆の作法は、、

チケットを呉れる人がいて今夜は近くのホールへ合唱を聴きに行った。この合唱団はなかなかだと思っていたので楽しみにしていた。でも今日はいけなかった。その上演奏中に携帯は鳴るし子供はわめくし、、、演奏者に失礼ではないか。昔近くのホールのコンサー…

パリ オペラ座のすべて

ハイビジョン スペシャル「パリ オペラ座の全て」を見た。出し物(2003年)「ウイリアム テル」の上演までの記録とバスチーユ新オペラ座の紹介をかねた素晴らしいものだった。このオペラは一年も前から準備が始まったという。一つのオペラの成功は音楽を…

家事で疲れた

暖かい日が続いて家事が進んだ。カーテンの洗濯,そして障子の張り替えも出来た。愛猫タラの毛皮洗いもやった。少し体を動かすとあたたかな日の光が差し込む部屋の中では汗ばむほど。 午前中一杯体を動かすともう午後は続かない。これが私の現在の実情。夫が…

冬枯れに薔薇の花

韓国土産の「柚子茶」なる物をもってK子が来た。韓国製の黒のしゃれたコートを着ていた。いつも通り仕事を終えてからだから到着は8時半。あまりに到着が遅いので夫は電話をして見ろ、とうるさかった。K子が来ると冬枯れの庭に一輪の薔薇が咲いたよう。夫…

銀座から丸の内まで

12月31日と1月1日の間には何の区切りもない。しごく普通に時が過ぎ日付けが変わるのにその前に終らせようと思う事ばかり数え上げて焦る時期に突入した。今日は何回目かの編集会議に出席した。完成から逆算すると12月の第2、3週が山ということが判…

冬の嵐そして「メサイア」

「窓打つ嵐に夢も破れ、、、」の歌詞通り今朝は5時前に目が覚めてしまった。冬の嵐だ。強風は9時頃迄続いて本当に恐ろしかった。風くらい嫌いなものはない。気温は季節が2ヶ月以上戻った感じだった。セーターを脱いだ。まだ暑い。半袖を引っ張り出して着…

柿のいい利用法は?

食べ物を粗末にすると罰が当たるよ、とは祖母の口癖だった。しかし今私は本当に困っているのだ。我が家は柿で一杯なのだ。夫の柿好きが知れたのかこの秋は箱入りの柿が大量に届いた。食べても食べても減らない。放置しておけば柔らかくなってしまうし、、、…

芝刈り 球根の植え付け

今日はすこし汗をかく仕事をした。庭仕事である。今年最後の芝刈りと球根の植え付けだ。新しい芝刈り機はなかなか使い勝手が良い。とっくに用意してあった球根は先送りを繰り返してやっと植え付けた。 日中の労働によって夕食後にはうたたねという休息の時間…

遠い思い出 奈良京都の旅

美容院で雑誌をめくっていると談山神社の頁があった。十三重の塔が紅葉の中に立っている。この写真の中に自分を置いてみる。そう。社会人になった翌年親友のMと秋の奈良京都の旅に出たのだ。もう昔のことで思い出も遥か彼方。急にMの声を聞きたくなり受話…