「イル トロバトーレ」

N子と渋谷で待ち合わせた。読み終わった本の交換と久しぶりの食事のためだ。彼女の読書の趣味は相変わらずフランス歴史物だ。
渋谷まで出掛けるならとオペラの切符をオーチャードホールプレイガイドで買った。思いのほか良い場所が取れて満足。いままで切符を取るのにわざわざプレイガイドへ出向いたことは一度もない。いつもギリギリになって残り物を買っていた。だから良い席を取るのには朝から並ぶことも知らなかった。大体オペラファンは限られているし年代的に若い人も少ないから、、、と聞いた通り大した時間もかからず手に入れた。半年以上も先の公演のことで忘れそうだ。新しい来年のカレンダーにしっかり書き込んだ。
「イル トロバトーレ」を全曲通してCD で聴いたり、DVDで観たりするようになったのは最近のことだ。アリア集で幾つかの曲を聴いてもオペラの素晴らしさはわからないと思った。当日まで新国立劇場東京文化会館資料室へ行って良く勉強しておこう。
並んでいるとき前にいた年配の紳士と話したがオペラ鑑賞は相当長いらしく海外のオペラハウスもメト、コベント ガーデン、ミラノなど経験している様子で歌手についても相当聴き込んでいるようにお見受けした。