2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「ワーグナーの妻コジマ」

「マリア カラスのパリ初登場のDVDがあるから観にいらっしゃい」という連絡で出掛けた。「la callas toujours」。パリ オペラ座におけるガラコンサートのフィルムとのこと。オペラ界の伝説の人を観た。その歌声も姿も素晴らしく圧倒的だった。 本棚から埃を…

もう一度行きたいベルガモの町

寒さが身にしみる朝だった。足の怪我以来のウオーキングなので3キロほどいたわりながら歩いた。「ルチア」に舞い上がっている私は今朝もまた「ルチア」。後半のクライマックス部分は勿論だが前半も沢山の美しい旋律に彩られていて聴き飽きない。ルチアのア…

3月 最も自由なときを楽しもう

昨年10月から続いていた講座が終わった。無事に最後の日を迎えることが出来てほっとしている。教育機関と異なるから簡単に「今日は休講です」で済ませられない。体調にも神経を使って来たのは事実だ。最後の講義の後皆で遅い昼食、それともとても早い夕食…

友の悲しみに

夕食の買い物を終えてスーパーを出ようとすると「久しぶり!」と声がした。振り向くとKさんだった。ついこの間1月にご主人をなくした人だ。そろそろ暗くなりかかっていたが「今日はあなたとお茶が飲みたい」と言う彼女の気持ちを汲んで側のドトールに入っ…

後からやって来たオペラファン

春一番が吹いた翌日はこの通り冷たい日になった。しかし私のこころは熱く、至福の時を過ごした。オペラ。そう、オペラDVDを楽しんだのだ。「ランメルモールのルチア」を丁寧に観た。アルバレスとデヴィーアの新国立劇場版だ。そしてその後CDだけを繰り返し聴…

春よ来い 春一番

足の怪我で色々キャンセルすると体は楽になった。変なものだ。それでも今日は出掛けた。春一番がビルとビルの間を強く吹き抜ける街を歩いていると、怪我の影響で足元がまだ心もとなかった。仕事の後で「女三銃士」(これは私がSさん、Iさん,もう一人のSさ…

光の春

右の臑の痛みは日に日に良くなった。一昨日は階段の登りも下りも痛くて駄目。昨日は下りだけが痛かった。今日はどちらも痛さを感じない。左の指先ねんざはテーピングのお陰で痛みはひどくないがまだ腫れがある。足の故障は老人にとって致命的だから皆に叱ら…

インターネットでヘレン トロウベルを調べる

昨日行ったH市のTさんから電話があった。昨日の続きの長い電話の末発見したことがあった。彼女も戦後の混乱期に初めて日本へ来たオペラ歌手ヘレン トロウベルを日比谷公会堂で聴いたということ。わたしとFさんに続いてTさんも同じ経験をしていたことにな…

カサローバのアリアに励まされて

右足のすねの痛みで階段の上り下りは右足に体重をかけないようにゆっくり。何と時間のかかることか。左足親指は腫れのため歩く度に痛い。H市の講座にいつもより1時間も早く家を出た。怪我をしてみるといつもの健康に改めて感謝の気持ちもわき上がって来た…

懐かしいあの頃そして今

大学時代の友人知己が集った。恩師2人を迎えて70名になんなんとする同窓生だ。この会が大学に存在していたのは長い歴史の中でほんの20年ほどだった。あの学生運動の激しさの中でついえた。しかしこうしてそれぞれが自分の存在したグループを懐かしんで…

ASTLEYとCREPUSCULE

昨日うっかり模造大理石のフロアですべってしまったが今日はやはりいけない。痛みがあって駅の階段の上り下りに制限がかかり四苦八苦した。痛いのはすねだけではないことも分かった。腰も左手の指も痛む。ちょっとした気のゆるみがアクシデントに繋がってし…

厚いコートを脱いで

ゆうべの天気予報通り今日は春の陽気だった。10時過ぎウオーキングに出掛ける。厚い冬コートを脱いで。空が晴れて来たけれど遠くは霞んで春のよう。落葉した木にはもう春に向かって芽吹きが始まっている。1キロも歩くと汗ばんで来た。手袋をとった。帽子…

読み易いマニュアルが欲しい

雨は降るし寒いしで仕事の後は早々に帰宅した。「パパがよく知っているCERNが事件の現場になっていて面白いわよ」とN子からメールが来たので「ダ ヴィンチ コード」のダン ブラウンのもう1冊「天使と悪魔」を買うつもりで近くの本屋に寄った。しかし目当て…

アンコウのトマトソース煮

風邪で寝込んだ夫。水分だけで殆どなにも食べないで4日経った。「お加減はいかが?」と訊ねてもあまりはっきりしたことは言わず医者へ行くわけでもなく寝ているだけ。それでも午後には平服に着替えて本屋へ出かける欲が出て来たよう。口も少し軽くなりいつ…

フォーレの「レクイエム」を聴く

St.Valentine's Day!この日を知ったのは13歳の時。ミッションスクールの中等部に入学した翌年のこの時期。アメリカ人のミッショナリーは生徒達にセント バレンタインズ デーのカードを示して思い思いのカードを作成させたのだった。私たちは「ヘーッ!セン…

アンコウ鍋

昨日の夕食はアンコウ鍋だった。そして今夜もアンコウ鍋。明日も多分アンコウ鍋になりそう。否、もうアンコウ鍋はいやだから味付けを変えよう。 アンコウ鍋と言えば数年前夫と私は一冬アンコウ鍋にハマったことがある。毎週末茨城まで美味しい鍋料理を求めて…

気になる!受け身表現の多用

テレビをみていると自分が如何に老いたか意識しないではいられない時がある。番組の内容に絡んでではない。若いキャスターやレポーターの使用する日本語が私の日本語とずれている時だ。「この男性はイギリス滞在中に感染されたものと、、、」えっ!どうして…

鶯に出会う

寒い朝だが風がない。ウオーキングに風は大敵だ。忙しい日が多くてウオーキングも休みがちだったので今朝は出掛けられるのが楽しかった。寒くなっていつもすれ違う顔見知りも少ない。iPodから流れるボチェッリのポップスに合わせて鼻歌を歌いながらいつもの…

フィッシャー−ディスカウの「冬の旅」

大先輩のO氏から宅急便が届いた。中身の見当がつかぬまま急いで開けてみると出て来たのはレコードだった。好きな人にとっては垂涎のレコードかもしれない。ディートリッヒ フィッシャーーディスカウが歌う「冬の旅」全曲、元はドイツグラモフォンが出したも…

濃霧と事故で15分も遅れて仕事先にたどり着いた。しかも「暖かくなります」という天気予報を信じたらちょっと寒すぎた。 M子から絵はがきが来た。未だアパートも決まっていないのでホテル住まいのようだ。一番の問題はアラビア語を知らないままで出掛けた…

2月8日

Hさんから誕生日カードが届いた。懐かしい人だ。若い私たちは同じ団地に住み子供達を同じ幼稚園に通わせ、友の会に属し家事家計育児などについて共に勉強し合った友人だ。その後の私は団地を離れて外地を含め他の地に移り住んで20数年経った。しかし我々…

エリカとクリスマスローズ

寒い庭に出る。日当たりのいい場所のエリカが真っ盛りだ。足下にはクリスマスローズが咲いている。12月の低気圧が強風を持って来て,これがクリスマスローズの葉を枯らした。茶色に変わった葉を取り除くとびっくりするほど沢山開花していた。エリカとクリ…

春のガーデニングのために

種苗屋の美しいカタログを眺めているとなんだか急に春の楽しいガーデニングを夢見てしまう。I子さんのように根っからのガーデニング好きというわけでもないがやはり花の時期に花のない庭は淋しいと思う。送られて来たカタログには新しく改良された花々が「私…

「読むクラシック」を読む

夫の本屋参りに付いて行って何気なく目の前に平積みされている新書を手に取った。それが「読むクラシック」だった。仕事の行き帰りに読むつもりで買って作家佐伯一麦を知った。(今頃?と言われそうだが、、、)タイトル通りクラシック音楽にまつわるあれこ…

愛用の電子レンジ

今日、立春。窓辺のシクラメンが今を盛りと競い咲いている。花数を数えてみたらフリルの花びらの鉢は43個。ぼかしピンクの方は41個。大した世話もしていないのにけなげに咲いている。元々強い苗の鉢だったのだろう。 愛用の電子レンジがとうとうダウンし…

神奈川県立近代美術館

暦の上では今日は冬の最後の日。節分だ。しかし寒さはピーク。 いつもの4人で今日は都内から出て逗子まで行った。E子の発案で神奈川近代美術館葉山館のハンス アルプ展を観た。20世紀の半ばまでにこんなに新しい仕事をした人がいた。日本におけるドイツ…

アンディーブのサラダ

一昨日昨日と「トスカ」を通しで2回聴いた。そして今日は同じ配役のDVDを観た。M.グレギーナのフローリア、S.リチートラのマーリオ。スカラ座のライブ収録だ。去年の春日本デビューコンサートでリチートラの声に出会ってそれからずっと彼の声を聴いて来…

書店巡り

都内本屋めぐり。夫の歩調にあわせると結構大変なので朝のウオーキングを止めた。昼食を金沢料理の金城楼でとってから都内の本屋あちこちへ。行き着いたのは新宿タイムズ スクエアの紀伊国屋書店。欲しい本があると夫は満足げである。私はここに来たのは初め…