五線譜のラブレター

出掛けついでにN子と泉ガーデンで食事した。きれいなイタリアンのお店で味も上々だった。きのこのポタージュ、鶏肉のトマトソース煮、パン、コーヒーで1000円だからサラリーマンのお昼として手頃だ。鶏を煮たトマトソースはいい味だった。店はオープンキッチンのある明るい空間で人気があるのか客が多く最後にとったイチゴのタルトもなかなかの美味だった。急いで読んだ「ダビンチ コード」上巻を渡す。N子は以前わたしが回した鹿島茂の本を読んでいた。久しぶりのパリ旅行の参考書として良いかも知れない。「お土産は?」と問われたけれど特に欲しい物もない。そうだ!あれ!100円くらいで売っているU字形の皮むき!あれを買って来てもらうことにした。
忙中閑あり。出掛けたのだから真っすぐ帰宅する手はない。日比谷に出てシネシャンテで「五線譜のラブレター」を観た。コールポーターの伝記的映画だ。彼作曲の音楽が溢れた美しい映画だ。衣装はアルマーニが担当したという。制作者の中にはミキモトの名前もあったからリンダの首にかかっていた豪華な真珠は多分日本の会社が協力したわけ。1920年代のパリ社交界のファッションがふんだんに楽しめた。コールと妻リンダ役の俳優は実際のポーター夫妻を彷彿とさせてエレガントだった。昔も音楽家の伝記映画があった。「愛情物語」や「グレンミラー物語」「わすれな草」など、、、「雨の朝パリに死す」にはエリザベス テーラーが出演していた。こういった観た後何か余韻を楽しめる映画が良い。暴力的でなく深刻すぎない映画がいい。