マティス展を観た

冷たい雨の昨日と打って変わって晴れ上がった。気温も上がって日中は厚めの上着が不要なほどだった。Uさんと落ち合ってマティス展を観る。1週間ほど前ここを通った時は西洋美術館に入って行く人はそれほど多く感じなかったが今日は違っていた。お天気もよいし、この1週間マティス展に関する新聞記事やテレビ番組も目立っていたので出掛ける人が増えたのかも知れない。
すばらしい展覧会だった。マティスの色が溢れていて心から楽しむことが出来た。彼の絵が2枚かかっている赤い部屋の絵、「大きな赤い室内」に惹かれた。デッサンが素敵だった。作品が膨大で見終わった時はちょっと疲労さえ感じた。
西洋美術館では野外に展示してあるロダンの彫刻の耐震工事やお化粧直しが行われていた。「考える人」も「カレーの市民」も保護の為の塗料が塗られて黒々としていた。
少し早く上野に到着したので久しぶり上野の岡野で和菓子を、と思って行ってみると休業日。残念。映画館の横の階段を上って文化会館の楽屋口の前に出た。多くの西洋人音楽家がヴァイオリンやチェロを抱えて中から三々五々出て来た。今日はどこの演奏会かしら,きっとゲネプロが終ったところなのかも、、、
帰宅してインターネットで調べてみると彼らはベルリンフィルハーモニーの団員達だった。今夜は若々しいサイモン ラトル指揮のマーラーだ。上野の山は熱心な音楽ファンで溢れたことだろう。