再び昨日の集りについて

ゆうべは遅くなってK子が現れた。春物の衣類を出すためだ。忙しい生活の中でやっと時間を作ってやってくるという感じだ。夜中に衣類の出し入れでは私も寝る気分にはならず2時頃までお付き合いした。朝も7時に起きて帰宅の準備だ。夫はゆうべ早く就寝したのでK子に会っていない。「かわいいK子が泊まったのよ。もう帰るって言うけれど会いたいなら起きて!」この一言で起きてくる。K子は軽い朝食をとって帰って行った。
昨日の集りの出席者からメールが幾つか入って昨夜の集りのあれこれを思い出した。
Aさんー家族に病人が2人でて定年を前倒し介護の生活に。一方超一流の某大学院に社会人枠で入った。
Bさんー外資系証券を退職して違う道に。穏やかにいい表情をしていた。
Cさんー仏教の坊さんになった。私が知り合った10年前よりずっと若々しい。
Dさんー某有名銀行から他分野に転職。アメリカ出張をこなしながら頑張っている。
Eさん−元々の講座のテーマを極めて今ではプロとして忙しい。
Fさんーずっと同じ職場でまだ現役。
Gさん−孫の沐浴の担当。60歳で運転免許をとった。
出席者の半分は団塊の世代の男性。その十年の来し方は以上である。自分の人生との向き合い方に聞き役の女性達は感動すら覚えて耳を傾けた。女性も素晴らしい。家庭の外で仕事をし続けている人も家庭に留まっている人も溌剌としている。
いい集まりだった。心に温かく爽やかに自分を語り美味しいものを食べた。今日はオペラを楽しむのはお休み。CDの棚から引っ張り出した石川セリ歌うところの「武満徹ポップス ソングス」の旋律と詩が心に染みる。