おふくろの味マンマの味

路地の美味しい茄子とトマトがあるうちにと今日は茄子のグラタンを拵えた。我が家のなす料理で家族がみんな好きな料理は東のおふくろの味、茄子みそのお焼きと西のマンマの味、茄子のグラタンだ。お焼きはU子さんの長野出身のお姑に習って我が家の味となった。皮は単純なものでうどん粉を水でねったもの。中身は茄子を薄切りにしてごま油で炒めみそと少量の砂糖、みりんで甘過ぎないようにそして水っぽくならないように炒めたものだ。柔らかな皮で茄子みそを包み蒸し上げる。何とも素朴な味わいが家族に好評である。一方、茄子グラタンは昔ジュネーブのイタリア人が教えてくれた。我が家のトマトソースには肉が入っていない。タマネギ、セロリをみじん切りにしてニンニクとオリーブ油で炒めトマトを入れワインを入れてトマトソースを煮上げる。中には庭から採って来たイタリアンパセリとバジルを必ず入れる。茄子はオリーブ油で焼き付けておくのが今までのやり方だったがカロリーを減らすため一寸電子レンジに掛けてからほんの少しのオリーブ油で炒めるようにしている。そして茄子とソースを代わる代わる重ねるのだ。最後にグリュエールチーズを下ろしてたっぷり掛けて焼く。15分も焼いたら台所は美味しそうなイタリアの匂いでいっぱいになった。自分で言うのも変だが大変美味しいグラタンが出来上がった。