誕生日合宿

「お誕生日だからといっても台所仕事から離れないママだから」と娘達の急な発案で昨夜はホテル泊まりと相成った。昼食は皆で中華を食べに行った。みんな一緒はそこまで夫は例の蛇骨湯に寄って帰宅し他の男性どももそれぞれの方向へ。あとはN子K子とわたしの3人で台場のホテルに行く。荷物を部屋に置いて台場のそこここをぶらぶら歩き。N子は見るだけ。K子はいくつも買い物した。わたしも二人に買え買えと唆されて久しぶり春のコートを買った。寒いけれど良く晴れた昨日の夕日は美しかった。
ホテルに帰るとN子は持ち込んで冷やしてあったシャンパンを抜いた。DVDレコーダーを借りて「チャリーとチョコレート工場」を観る。この映画はN子の趣味。わたしだったら絶対選択しない路線の映画だが面白く観た。子供より子供の心を忘れない大人が観る映画と思えた。キーワードは「家族」というところか。遅く床についたが驚いたことにN子K子の姉妹はそれから延々と喋り続けて最後に私が時計を確認したときは1時半に近かった。姉妹が仲良いことは親として何より嬉しいが朝早い起床のわたしには安眠とは言いがたかった。
今朝は8時過ぎ2人はそれぞれ仕事に出て行った。わたしはゆっくりグノーの「ロメオとジュリエット」を聴きながら午後の仕事の準備をしてからブランチを取りホテルを出た。昨日からの一連の動きを思い出してみると少なくともわたしは家事を忘れていた。娘達との誕生日合宿は普段の生活からのちょっとした逃避として良かった気がする。嬉しいプレゼントだった。