積年の疲労

先々週あったイベントの会場で昔の知り合いに「70歳になってのコメントは?」と問われた。彼は私が自分より1歳年下という事実を承知して訊ねたのだった。そして「私は去年体力がめっきり落ちたと実感しましたよ」と続けた。大体こんな質問に素直に答える私ではないから「はい、この通り元気です」とにっこり笑って大見得を切ったのだ。しかし正直に言えば春の重い喉頭炎ーこれで声をつぶした、スーラやシニヤック描くところの点描画じゃないけれど視界一杯にぽつぽつが現れたいわゆる飛蚊症、そして今回の帯状疱疹で体力の衰えを認めないわけにはいかない。
今日は今週の最初の労働日。3時間の立ち仕事を終えてみると今は興奮状態だからこんなものと思っているけれどその影響は明日出るのか。今週の仕事は明日と土曜日にも予定している。無事にやりこなせればと思う。帰宅してパソコンを覗いてみるとRさんから又仕事のオファー、、、やるべきか断るべきか今夜は自分の体によく聞いてみようと思う。今日の講座は準備が完璧だったと思うから私の思いは出席者に届いたと確信している。この達成感が私を更なる仕事に追いやるのだ。
2日間の大雨のあとの晴れた朝は素晴らしかった。青空のもとマサ子さんは任地へ帰って行った。長いフライトの末やっと到着する砂の町でこの冬も元気にと心の中で祈った。