定年する

この頃気になる日本語表現がある。「定年する」である。大体定年というのは好むと好まざるとに関わらず人生の途上で迎える社会生活の節目としてやって来る。だから「定年になる」だと思っていた。「最近夫が定年して、うちにいることが多い」と聞くと変だ!と思う。「定年したからこれから海外旅行が楽しみ」と言うのは百歩ゆずって積極的に定年を喜んで迎えた人の弁?と理解しようか。こんなことを夫に言うと、じゃあ「定年される」はどうだ?と応じて来た。今の60歳代は知力も体力もまだ十分で定年なんか迎えたくないと思っているはずだからこれが一番ぴったりかもね、と話が決着した。
朝こんな会話の後、夫は西下した。私は久しぶりキアーラとヒロミさんとタニアと食事をする。