今年の賀状から

「雀一羽落ちるにも神の摂理がある。もし今[、、が]来るならもう来ない。あとで来ないなら今来る。覚悟がすべてだ。生き残した人生など誰にもわからぬのだから。早めにおさらばしたところでなんでもない。ままよ。」
T子さんから来た年賀状の一節。英文学の造詣が深い彼女らしくハムレットの独白だそうだ。自らも70歳を越え、しかも春100歳を迎えようとしているお父様を持つ人が選んだ新年の言葉である。
M子さんは最近読んだ本で知った言葉を伝えてくれた。「過ぎた時間に囚われていると、新しい時間を見失ってしまう」まだ私よりずっと若い彼女はこの言葉を知って一日一日を大切に過ごしたいと結んでいた。一月も半月を過ぎて頂いた沢山の年賀状やメール賀状をもう一度読み返しながらわたしは今日より明日といつも心を前進モードで送りたい、仕事上で得たいくつもの真実の友情を大切にしようと思う。