乗り越しの原因は

都心から帰って来るとき電車の中ではいつもiPodを楽しむ。今日は愛して止まないジャクリーヌ・デュ・プレの映像に自分の居場所を忘れていた。エルガーのチェロコンチェルトを演奏するジャクリーヌを見て聴いていた。ほとばしる才能が感動とともに伝わってくる。そしてジャクリーヌの後の人生を思う時私の胸は締め付けられる。はっと気が付くとなんと2駅も乗り越していた。音楽が与えてくれる心の高まりも忙しく動いているとiPodの存在なくしては得られない。いずこにいても持ち歩いている中から聴きたいものを聴けるのだから。iPodの力を日々の生活のなかで十二分に利用している私である。
ルネ・フレミングの本に書いてあったっけ、オペラ歌手の鞄の中に携帯電話とiPodは欠かせないと。突然のオファーが受けられる携帯と勉強のためのiPodということ。そう言えば去年舞い上がって聴いた(いまも毎日聴いているが)かのIL DIVOのメンバー、ウルスも持っていた。彼は新幹線に置き忘れたらしいが無事手元にもどったそうな。これは彼らのファンの間では有名なエピソード。ルネとウルス。彼らのiPodにはどんな曲がためてあるのかちょっと覗いてみたい。