帰りはスポーツカーで

家から遠いN市での講座。8時前に自宅を出発する。行った先では会場がまた遠い。いつもだれかが行き帰りのアッシー君を努めてくれる。今日の帰りはN子さんの車。先週食事の時車の話題があって「ロールスロイスには乗ったことがあるけれどスポーツカーには乗ったことがない」と言ったのを覚えていたN子さんは車マニアのご主人のホンダS2000を駆って現れた。勿論帰りのわたしを駅まで送るためだった。素敵な新車で2人しか乗れないスポーツカー。彼女は初体験の私のためスポーツカーの醍醐味を体験させようと天蓋を外しておもむろにスタートさせた。風を切って田園を走るのは面白かった。しかし今日の暑さ。スリル満点ではあったけれどじりじりと照りつける太陽にはげんなりした。楽しさと辛さ、半分半分。ところでシートの座り心地がひどく悪かった。駅について降り立ってみるとシートには同じような色の彼女の鞄がわたしにつぶされるように置いてあった。これでは座り心地悪いのは当たり前である。