「死刑執行人サンソン」

N子から回って来た「死刑執行人サンソン」を読み終える。新書という地味な作りの本だが面白く読んだ。代々「ムッシュー ド パリ」を勤めたサンソン家の4代目のシャルル アンリの事を書いた本だ。彼はルイ16世やマリー アントワネットの死刑執行人となる運命を生き抜いた。王の処刑の当日とその後のサンソンの行動や心模様を描いた最後の部分は心を打つものがある。フランス革命を記述している膨大な資料を読み解く著者安達正勝の筆が冴えている。
この本はタイトルがタイトルなので死刑の方法などにも言及しているがお陰で20数年前移り住んだジュネーブの博物館でみたギロチン台を思い出した。子供達を連れて5人で行った博物館だった。首が転がり落ちるかごの中をのぞいたとき首筋がすーっと冷たくなったような気がしたものだ。Jなどその後博物館の怪しい部屋には決して入りたがらずいつも母のわたしはJと外で待つことになってしまったのだった。
今週も忙しかった。来週も結構な週になりそう。
昨日の剪定で玄関側はすっきり気持ちがいい。しかしわたしの体には労働の結果が節々の痛みとして現れた。いくらウオーキングをして鍛えているとしてもそれは足だけ。普段使っていない、鍛えていない部分が多いことに気がついた。だからレッスンの後まっすぐ帰宅して午後は昨日の疲れと節々の痛みを取ることに使った。アルバレス、リチートラのDUETTOを聴きながらじっと椅子に体を横たえていると疲れがとけて行くような感じだ。後はS温泉の熱い湯船につかりマッサージしたから明日は完全回復だろう。