この暑さの中で

夜になって8時過ぎ昨日から吹き続けていた南東の強風が止んだ。雨が降り出して急激に気温が下がり一息つく。
今日は本当に過酷な日だった。講義の間殆ど起立して発声しているわたしにとって汗びっしょりの3時間となった。
昼食後予約してあった美容院へ。ミントの香りいっぱいのシャンプーで洗髪して貰うと疲れがとれる。美容院を出た時は心なしか足が軽く思えた。スーパーに寄って明日炊くおこわの材料をととのえる。明日はJの誕生日だ。わが家族の誕生の時からずっと家族の誕生日には必ずおこわを炊いてきた。このおこわに子供達一人一人の健康と幸せを込めて。
ここまで書くのに30分を要した。手を休めて、聞こえてくる五木寛之の「生きる力」講座にいつの間にか耳を傾けていたから。「寛容」、いい言葉だ。講座最終回を締めくくるに相応しい静かな、しかしインパクトの強い語りに引き込まれた。生きるもの一人一人が忠実に「寛容」を持って行動したらこの世界はもう少し住みやすくなるような気がする。