冷や麦と茄子入りつけ汁

昼食に到来ものの冷や麦を茹でた。この金魚印の冷や麦は本当に味がよくK子などあるだけ持って行ってしまう。今日のつけ汁は今は亡き父が好んでいた茄子と茗荷入りにした。庭の茗荷はスーパーのものより小粒だが香りがいい。
わたしが子供のころ父は休みの日には料理を楽しんでいた。作るものは大したものではないがオムレツ、焼き飯(今のチャーハン)、冷や麦など。あの頃は近所でも、友人宅でも父親が料理するということは殆どない時代。わたしは父の料理が好きだったが、父が料理することをみんなに秘密にしていた。
この春の同窓会で会った友人達に「あなたのうちへ行くとお父さんが珍しいココアを入れてくれたり、ホットケーキを焼いてくれたりして、美味しかったわ」と言われたから秘密どころか皆実際には父の作品を食べていた訳だ。