白州正子の武相荘

町田の武相荘を訪れる。我が家から丁度2時間。ちょっと遠かったが出掛けた甲斐があった。白州次郎、白州正子という超一流の趣味人にして芸術の守り人の居所だった所を公開したものだ。夫妻が愛した身の回りの品物の数々が当時を彷彿とさせる形で展示してあった。私の目を引いたのは正子愛用の絣の羽織(裏に沖縄の紅型が使用してある)そして古伊万里の五段重ねの器。邸を取り巻く庭はこれからの秋の深まりと共に更に魅力が増すことだろう。入り口近くに下がっていたカラスウリの朱色が目に焼き付いた。
展示物を通して白州正子という自由闊達な女性の活躍を表になり裏になり支えた夫が垣間見えて素晴らしい夫婦の形と理解した。