映画「シルヴィア」

Yさんに誘われてシネ スイッチへ行った。「シルヴィア」を観た。実在の女性の愛と苦悩と死を描いた映画である。才能豊かな、しかも同じ詩作というクリエイティブな仕事にある夫と妻の物語。互いに触発し合って素晴らしい人生が送れると思われた夫婦が結婚を機に予想外の方向へ弄ばれて行く。教職、家事,育児のなかで追い込まれて行くシルヴィア。そしてついに30歳で自死を選ぶ。同じジャンルで創造的な仕事をする芸術家の夫婦においては我々普通人には考えられない葛藤もあるだろう。事実友人のE子の場合はE子が夫を立てて自分の才能を葬った。でなければ小沢征爾と江戸京子のように離婚か。極端なシルヴィアとテッド ヒューズの場合は妻が才能だけでなく命をも葬ってしまった。
何も知らなかった英国の桂冠詩人 テッド ヒューズとシルヴィア プラスの人と作品に当たってみたくなった。