占いを信じる?信じない?

元来占いというものは信じない。しかしいい運勢を告げられて嫌な気はしない。
だから家を出る前時計代わりについているテレビでその日の運勢をながめそれが
いい時は信じることにしている。みずがめ座の今日の運勢は3拍子そろって満点。
よし、これを信じようと気合いを入れて家を出た。気温が上がるという予報に気
を良くしてブラウスにジャケットという出で立ちで駅までは寒かったけれど。
今日は夫も所用で外出、夕方まで留守だから私は自由だ。
仕事を手早く終えた後写真美術館で「天上草原」を観た。ゆうべの新聞に紹介が
載っていたからだ。心に残る映画だった。パンフレットには「エデンの東」の兄
弟のようだとあったが弟が家を出て行くところは「シェーン」のような設定だと
思った。「シェーン、カムバック、シェーン!」と呼ぶ少年を思い出した。
むせ返るような緑がどこまでもどこまでも続く。そしてホーミーというのか、モ
ンゴル特有の発声法のメロディーが流れいつも見慣れた映像と違う世界が映し出
された。騎馬競争の勇壮な場面、人々の民族衣装の美しさにも感嘆した。いい場
面ばかりだった。清々しい映画だった。
次に銀座へ出てアップル銀座でiTunesのテクニックを教えてもらう。マニュアル
を読むのが不得手な私を夫はそろそろ見放していて「銀座で聞いて来ればいいで
しょ」なんて言う。
今夜は早速データベースが整っていないCDの情報をイタリア語で打ち込んだ。
そしてCDDBに登録した。なにか楽しい日だった。今日は自分の運勢がぴったり当
たった日と言えるかもしれない。