明日は復活祭、ヘンデルの「メサイア」を聴く

北風は治まったが寒さが残っていた。厚いコートはさすがに変だがちょっと上に羽織るものが欲しい日だった。花粉症の人に加えて風邪の人も多いこの頃だ。ノブ子さんもその一人。お花見は数日先延ばしにしよう。
久しぶり早朝からクルミクランベリーをいれてスコーンを焼く。アンクルンの練習日だ。大学も休暇に入っているから学生は夫々旅行や研修に出掛けて参加が少なかった。しかし今日参加した一人は4年半の勉強を終えて来週国へ帰る女性。ずっとこのアンクルンのグループとともに過ごして来たEさん。この会の主催者であったK氏と夫人は日本へ来た当初から彼女をサポートして来たから色々思う事もあるのだろう、「さよなら」を言うときは感慨深げだった。
さてアンクルンの練習は楽しかった。忙しい時期で来るべき人が来なかったから皆手分けしていつもの担当でない音符に挑戦練習した。楽譜初見で演奏するのだから精神を集中して、、、集中したから間違える事も少ない。リーダーからは「これからはどの音符も演奏出来そうですね」とお褒めと励ましを頂いた。ささやかな緊張は心地よかった。
明日は復活祭。この1週間ヘンデルの「メサイア」の受難から後の部分を何度か聴いた。美しいアリアと合唱が圧巻の「ハレルヤ コーラス」まで聴く者の気持ちを高めて行く。テノールのアリア「Behold and See」やコーラスの「Surely」など感動しないで聴くことは出来ない。