交通事故に気を付けて 

朝から仕事と会議で東奔西走した。その間にもう一つ自宅近くで増築が進んでいた病院の開所式に近隣住民の一人としてよばれ出席した。本当ならこれは夫が出席すればいいのだが彼はこういう席は大嫌いな上昨日に続いて学会出席で出掛けてしまった。いくら元気で怪我も治ったとはいえVIPでもなんでもないわたしは自分の足を使っての移動だったから大いに疲れた。
病院は交通事故にあって脳に重度の怪我を負った人の療護施設である。式後施設内を見学するチャンスを頂いた。そして知った事。怪我の原因はオートバイに乗っていて遭遇した事故が多いそうだ。従って患者も若い男性が多い。(従って彼らを看ているのは年老いた両親だという。)事故直前まで快活に行動していた彼らが事故と同時に脳に深刻な損傷を受けてベッドに横たわって何年もいや無限に不自由な生活を強いられることになってしまうのだ。施設長の「明日は我が身と心得て現実を見てください」の言葉とともに彼らが横たわる病室を含む院内を見学した。交通事故は怖いと日頃観念的に考えたり口に出したりするが今日は現実の大変さを知った。