鶯のさえずりが、春の朝

浜辺は空気が清々しくちょっとひゃっとして、しかしまぎれもない春の朝だった。低木の茂みの中に鶯の声を聞く。探したが声のみ、姿を捉えることは出来なかった。歩く人、ジョギングの人もめっきり数を増した。砂浜では数人のラジコン飛行機を飛ばす人も見えた。波一つない海面をカヌーが2艘行く。穏やかな休日の風景だった。わたしは忙しい4月の幕開けを前に一日中家事に精を出した。