急がば回れ

駅近くの大通りは楠が並んでいる。30年になんなんとするというこの楠の道は今緑が溢れ美しい。今日は夫の運転する車の助手席でずっと見とれてしまった。
5月に入ると忙しいことは百も承知でいたが毎日少しずつ積み残しというかやり残しの家事が出て来た。例えばアイロン掛け。好きな家事だが何日か放置しておいたら10数枚のシャツのアイロン掛けをするはめになった。これでは好きの領域を超えている。
おととい切ってしまった親指がまだ痛む。朝出かける前に夫の食事を作った。時間に追われてほんの数分を惜しんで大根を切るのに包丁を使わずスライサーを使用した。ちょっとの気のゆるみで親指をぐさっ。深く切ったので血がどんどん出るわ、痛いわ。その後の作業はスピードが落ちるし今になって「急がば回れ」の格言が身に沁みる。