マサ子さんが一時帰国する。数ヶ月の海外の仕事が一段落したため。女一人で頑張って来たのだから苦労もあっただろうが様々な興味深い経験も多くあったことだろう。一刻も早く会いたいと思う。私たちはこの20年来いつも助け合って来た。お互いの子供たちが小さかったときは仕事をカバーしあったり、やりくりは当然だった。働き方は2人で1人分で良いじゃないのというスタンスだった。こんなやり方だったから仕事から撤退する事なくここまで来られたのだと思う。
「ママみているでしょう?」昨夜遅くのN子の電話でわたしは飛び上がってしまった。なんと7月のリチートラのコンサートをテレビが放映していたのだ。そういえば昨日は新聞の番組表も見なかったし、夜になってもパソコンの前でテレビは付いていなかった。なんという不覚。最初の15分は観そびれたが後はしっかり観て7月のあの夜の興奮を思い出した。途中でChiaraに「みているでしょう?」と電話したらなんとこちらも観ていない。今日のメールによるとあちらもあわててスイッチを入れたらしい。
画面のリチートラはあの晩の通り。あのコンサートにわたしはChiaraと共に前から4列目の真ん中に陣取っていた。テレビからはホールで感じるような臨場感は伝わらないけれど彼の表情の一部始終が映し出されていた。録画もしたからまたゆっくり観るつもりだ。