車のない生活

夫の古い車が最後を迎えた。この数日車のない生活で夫は大切な足をもがれてしまった。もう以前のように大ドライブ旅行などしないが、海辺の町に一寸食材を買いに行ったり、道の駅へでかけたり、温泉に入りに行ったり、なくてはならない車だった。この際、と思って「そろそろ車を止めたら、、、」と言ってはみたものの自分の中で車のない生活への覚悟が出来ている訳でもない。この辺りは都心へ向かうなら便利な交通も地域内の移動には不便きわまりない。都心住まいの娘達は忙しくて乗れない車を持たない選択をしたがここではそうはいかない。地球温暖化を少しでも先送りするのに一人一人が生活を顧みなければ、と格好いいことを言いつつ結局生活の便利を優先して新しく車を求めることに決まった。
夕方時間ができたので夕焼けの浜に行った。夕焼けはさほどきれいではなかったが涼しい空気の中たくさんの赤とんぼが飛んでいた。