のんびり休養日

起きてみると外は雨。雨ならウオーキングには出掛けない。となると朝からオペラが見られる。そこで早速涙ぐましい努力で録画した「イル トロヴァトーレ」を観た。スカラのステージ、リッカルド ムーティ指揮だ。この夏CDを買って何度も繰り返し聴いたけれどDVDが発売されていない。映像を見たいと切望していた。CDの解説本の中に収録してある数枚の写真でステージを想像するだけだった。
カーテンがあがると濃いブルーの世界がひろがっていてそれは美しい。人の動きがちょうどスローモーションピクチャーのようで新鮮だった。オペラ歌手としてまだ日の浅いチートラだがレオノーラのフリットリ、ルーナ公爵のレオ ヌッチ、アズチェーナのウルマナらあつい共演者群を得て素晴らしいアリアを聴かせてくれた。さすが世界のスカラのステージだと感激した。見終わって今度はCDを聴いて午前は終わってしまった。お昼を食べて雨の止んだ町へ車で買い物に出た。車のない2週間、まとめ買いも出来なかったがもう大丈夫。帰路はいつものウイークエンドより道が込んでいた。多分、モーターショウと日本シリーズのせいだと思う。今夜の日本シリーズ第1戦はなんと濃霧で途中で終わり。外に出てみると相当の濃霧だ。こんなこと毎年この時期何度かあることだが日本シリーズが影響を受けるとは。最後までとことん地元のチームに勝たせたかった。