「バイレロ」

11月最後の日。少しも寒くない。9時過ぎ海辺に行ってみる。1時間余歩くと厚いセーターを着て出て行ったので汗ばむほど。いつものウオーキングと時間が全く違うので行き交う人も見知らぬ人ばかり。
いつの間に公園の池は鴨で一杯。しかし過去と比べると数は少ないようだ。飛来する鴨の数が減少しているという新聞の記事と合致しているのだろうか。この公園の緑は殆ど常緑樹だが所々に植えられている紅葉する木が日の光の中で燃えるようで良いアクセントになっている。日が高くなったウイークデイの公園の奥は誰もいない。野良猫達がひなたぼっこしてからすがゴミかごを荒らしているだけだ。
車の音が直接聞こえないこの空間はiPodの一番活躍する場所だ。今日は買ったばかりのヴィクトリア・デ ・ロス・アンヘルスの「オーヴェルニュの歌」で力強く美しくそして純なフランス民謡を楽しむ。さすがベスト クラシック 100に収録されている「バイレロ」は最も心に染み入っていく歌だ。