半世紀を越える友情

M代、E子と会う。今回はM子が欠けてしまった。ご主人が闘病中だ。わたしたち4人は12歳、ミッションスクール入学のときからかれこれ半世紀以上の仲だ。いつもの通り都心のレストランに集合した。食事をしながらの話をわが夫は大して意味のない話をしていると決めつける。しかし当の我々にとってどんな大変なときも互いが心の支えとなれたのはこのコミュニケーションを通じて培った揺るぎない友情が育っていたからだと信じている。今日は「大して意味のない話」などではなくM代の短歌集で大いに盛り上がった。人生は山あり谷ありというけれど「我々も4人まとめて眺めてみれば越えられそうにない険しい山も深い谷もあったわね」と言い合って別れた。いつも我々が会う時かならず雨が降ったので3人とも折りたたみ傘を持っていたが今日は曇りから晴天へと好転した。雨女はM子だったと判明。次回はM子も来られるといいのだが。