鴨川、温泉、水仙

鴨川までドライブした。夫はまた名もない温泉を訪れてみたかったのだ。富山で食事して山を越えて鴨川まで。国道と言ったってすれ違うのもヒヤヒヤものの道をひたすら走る。夫の運転を信用していないわけではないが大胆な運転をする時私は大声でヴェッセリーナ カサローヴァの力強い歌い方を真似して堪える。
温泉は訪れる人もまばらな所。建物は古く冬は冷房、夏は暖房といった貧弱な施設だった。しかし湯そのものは悪くなくしかも浴槽の湯ばかりかカランやシャワーから出る湯も温泉水だった。
高台に登ってみたら穏やかな海が一望のもとに眺められた。車を止めた道の駅で香り高い水仙やストックを見ていると◯◯さん、◯◯さんにあげたいと友の顔が浮かんで抱えるほど買ってしまった。