予定していた事が直前に先送りになって時間が出来た。朝のウオーキングのあとはエディタ グルベローヴァの「ルチア」を通しで観た。大きな満月がルチアの悲しみを強調するかのようにステージに昇ってくる印象的な演出だ。この頃一つのオペラを色々な演出家で楽しむことを知った。しかし映像を楽しむには時間がもっともっと欲しい。
午後は今年になって初めてキアーラとお茶。楽しいおしゃべりの時だった。なんたって今はアラーニャのライブDVDで盛り上がった。実はこのDVDで歌っている曲には初めて聴くものが3、4曲あった。そういう初めての曲に付いて音楽辞典を引いたり、インターネットでなにがしかの情報を得ようとすることにも興味がわく。イギリスやアメリカの検索を利用すると色々情報が得られるのが楽しい。こんな事をわたしたちシニアも楽しめるとはこの世も悪い事ばかりじゃないと思う。
受け取ったばかりの年賀状にIさんは映画を一緒に観に行こうと書いて来たので電話した。具体的な約束をするために。しかしとんでもない事を知って私は絶句した。ご主人が3日に急死されたとのこと。あの二人にはこれから楽しいリタイア後の生活があったはずなのに。