氷上競技あれこれ

キアーラからメールが届く。オリンピックのスケートエキシビションで流れたAB(私たちはアンドレア ボチェッリをこう呼んでいる)を聴いてのこと。彼の歌う「メロドラマ」はこのCDが出た時から彼自身の人生の一部を切り取ったものと理解して、そのドラマティックなメロディーラインに耳を傾けて来た。私はイタリア語の歌詞を覚えるほどの熱の入れようであった。昨日のエキシビションでは同じくABもカバーしている「カルーソー」も使用されたいた。歌っているのがだれかは判らなかったけれど。ABはオリンピック閉会式で歌う。世界規模のイベントで閉会を飾るにふさわしいイタリアの代表と言えるだろう。デビューの頃のABをサポートしその友人としてつき合うパバロッティは開会式で歌い、彼は閉会式で。キアーラのメールは早起きしてライブで見よとの連絡だった。
悪天候の中仕事で出掛けた。帰宅は4時半。ちょっと遠いが行き帰り特急だからそれほどの疲れは感じない。夜はオリンピックのアイスホッケーをみた。日本ではこの激しい競技を殆どみることがない。余りファンがいないのかな。昔住んだジュネーブ郊外のアパルトマン、そのサロンから大きなアイススケート場が見えた。冬には毎晩地元のクラブが練習していた。それを双眼鏡で見たものだ。窓を開けると冷気とともに激しくぶつかり合う音が響いて来る。霧の深い夜はスケートリンクの場所だけがぼーっと夜目に明るく激突する音だけが聞こえた。