IL DIVO 最終報告

My dear Meew
IL DIVOに関する最後の報告を読んでちょうだいね。私たち2人が行った最後のコンサートは2月4日でした。晴れているけれど北風がとても冷たい日でした。熱いファンと化したSさんと早くから渋谷へ出向き食事したり彼女がウルスにあげるため買いたいというTシャツの品定めをしたりしてから会場に入りました。プログラムは前回前々回と同じで既に4回のコンサートを終わって彼らも日本人聴衆とのやり取りに慣れて雰囲気は上々でした。デイヴィッドの日本語はどんどん表現が増えて最初の2回英語で言ったことをこの時は日本語で言えるようになっていたりびっくりでした。
ところでこの朝Sさんが「あなたは彼らになにもあげないの?」と電話して来ました。それで駄目もとで手紙を書いたのです。4人分。彼らの歌う曲の詩やステージで言った言葉をもじったりして。とにかく一人一人に手渡し出来たのです!びっくりでしょう?Sさんもお高いTシャツを渡して握手までしたのです。この経緯についてはまたいつか話しますが、後日夫との間に面白い会話があったのでそれを紹介しますね。
夫の車の助手席で「You Raise Me Up」を口ずさんでいると夫が急に「はしたない、、、」と小さく呟いたのです。「う〜ん?」彼は続けて言いました。「君の出た学校はその昔いかなる方針で女子教育を施していたのかね?」私は彼が何をさしてこのようにからかっているのかすぐ察知しましたから答えました。「多分キリスト教を深く信仰し、淑やかで思慮深く知性に溢れて愛情深い妻と母だと思うわ」IL DIVOのコンサートで彼らに手紙を渡した瞬間、私が長年被っていた化けの皮がはがれたのでしょうね。
でも今回の行動を自分で分析するに1)1年も彼らの音楽から強烈なオーラを感じていた。2)熱烈なそれも年の若い友人がいた。3)今まではめを外したことのない私がどこまでやれるのか試してみたかった。この3つの要因が重なっての行動でしょう。
後は次のコンサートまでいかにしてテンションを持ち続けるか。これは簡単です。CDを聴く。色々なサイトを読んだりユーチューブで映像を見たりする。そして友人とメールの交換。でも少し冷却期間も必要ですね。現金な私は数日前に購入した「カヴァレリア・ルスティカーナ」に新鮮な驚きを感じています。歌っているデル・モナコは昔たった1回だけ聴いたことがあるのですがその輝くイタリアン テノールに脱帽です。