遥かなり南千住、美味しいものを食べに

忙しい日が続いて夫と行動をともにする事が少なかった6月。丑の日が来る前に美味しいうなぎを食べちゃおうと南千住まで二人で繰り出した。子供達がまだ小さかった頃何度も行った名店。もうあれから35年も経っている。通りがかりの人に場所を教えてもらってやっと到着した。昔のこの界隈はもっと長閑だったような気がする。思い出の中の尾花も雰囲気が違う。訊ねてみれば今の建物は築23年だとのこと。では仕方がない。天井にゆっくり回っていた扇風機はなく冷房。うなぎをさばく所はガラスがはまっていて客が見物出来るようになっていた。客の顔を見てからさばく50分の待ち時間は昔通りだった。そして勿論、一番肝心な事だが味も。ふっくらと香り高く焼き上がったうなぎの美味しさを堪能する。食後は秋葉原へ回りその後いつものコースのラ・クーアでちょっとびっくりした。いつの間にかこの都会の温泉には多くの外国人客が来ていたのだ。今までにないこと。築地に出掛ける外国人客が多いそうだがきっと彼らが読む東京案内には築地とラ・クーアの情報が載っているのだろう。