食事と談話と音楽と

風なく暖かな日。師走を前に素敵な一日だった。F家にお邪魔してFさんご夫妻、キアーラ、そしてわたしで食事、談話、音楽を楽しむ。いつもあれをしなければ、これがまだ終わっていない、、、など複数のことを考えているわたし。今日はそれをすっかり忘れて良き友(ミスタFをその中に入れていいものか)との5時間。最後は4人の中で一人私だけが観そびれていたヴァルト ビューネ2006を見せてくださった。ドイツの夏の夜2万人の市民が楽しんだ野外コンサート。大きな画面一杯にネトレプコドミンゴヴィラゾンが現れ次から次ぎへと歌う。画面の中の聴衆も今旬の若い二人とまだ元気に歌い続けるドミンゴの3人を迎えて夢見心地のようだ。わたしもテレビの前を忘れて思わず手をたたいてしまった。心を共に出来る人と一緒に聴く音楽は本当にいいものだ。この番組はチェックし損ねてみそびれたもの。既に2回ハイヴィジョンで放映したらしいけれど再々放送はないものか。何度観ても新しい感動を得ることだろう。