頭に雪をいただき、額に深くしわを刻もうとも

早朝のウオーキングを終えて我が家が視界に入ってきたとき、向こうから一人の男性がやって来た。ジョギングか早歩きか判断しようがない、力なくフラフラしている感じ。わたしはiPodから聞こえるお気に入りの1曲に合わせてハミングしていた。すれ違う時男性は「何をお聴きですか」と声をかけて来た。よくよく見れば以前に私の講座に出席して以来の知り合い、M氏だった。なんだか以前と雰囲気が違うのでM氏であることに気が付かなかったのだ。そう言えば秋口にお会いしたとき来シーズンのーつまり2008年ー夏富士登山の誘いを受けたのでこの頃ジョギングをしているとおっしゃっていた。(あの時はまさか、、、とちょっと思った。)フラフラ歩きのようでジョギングとは判断できなかったけれど。説明を聞いてびっくりした。毎日欠かさず40分ばかりのジョギング(初めはリュックを背負って歩くことから始めたそうだ)をして5キロも体が締まったというのだ。5キロも落ちれば知り合いでも見分けられないときもある。私よりいくつも年長だが目標を持って熱心にやることで達成できることがあるのだと納得した。
一方フォトダイアリに『アンジェリク』全26巻の写真をアップしたところIさんからメールが来た。何と79歳の母上が現在愛読中という。鎌倉での一人暮らしに終止符をうってIさん宅に近い老人ホームで静かな生活を送っていても心はいつまでも青春。アンジェリクの大冒険を楽しむお母様に健康と幸せあれと祈る気持ちが沸き上がって来る。
この2人より若い私はまだ頑張れるはず。