コアジサシの威嚇

我が家の前の砂浜にコアジサシ(絶滅危惧種)が営巣している。又聞きだが巣はだいたい130もあるそうだ。双眼鏡を持って観察に出た。綱で囲いをした砂地にたくさんのコアジサシがうずくまっている。頭上にも鳴き交わしながら飛ぶコアジサシ。シロチドリとテリトリーの争奪戦を始めるのもいる。ひなが生まれると県のスタッフがやってきて一羽一羽に金属の観察番号を付けるそうだ。今朝も観察したり写真に収める人が何人もいた。わたしは囲いの周りを歩いて彼らがよく見えるところへ移動した。と、親鳥が何羽もわたしの頭上近くを鋭く鳴きながら低空飛行する。わたしを巣の中の卵を取る輩と思ったのだろう。おおコワッ!昔観たヒチコックの「カモメ」のシーンを思い出した。そういえば数年前実際彼らの卵を盗んだ人間がいた。摘発されたとき卵はまだいくつか冷蔵庫に残っていたそうだ。それからコアジサシの卵はおいしくなかったそうだ。