真珠の耳飾りの少女

シネスイッチで「真珠の耳飾りの少女」を見た。本を読んでから見ようと決めていたのにまだ50ページほど残っていた。それで電車の中と映画館に入る前の1時間ドトールで読み上げた。
映画館は殆ど中高年の女性で占められていた。映画は一人で、と決めている私にとって上映開始までの時間は苦痛。友達と誘い合わせてくる人たちの声高なお喋りが館内を満たしているのだ。
映画はなかなかよかった。しかし本を先に読んだことは更に良かった。言葉に依る描写は読者を想像の世界に誘ってくれるから。
今日は父の命日。この頃よく思い出す父の言葉。「周囲にいる人を愛しなさい」、「僕が死んでも思い出の中にはいつも生きている」そして美術を専攻した人らしく「芸術は長し人生は短し」。(最後の言葉はラテン語で教えてもらった。)