ランメルモールのルチア

記事にもよるが夫は新聞を読むのに可成りの時間を割く。対してわたしはさーっと。しかし何でも一応は目を通しているつもり。しかし食事時、お茶時の話でわたしの知識の浅さはすぐばれる。仕事と家事で殆どあっぷあっぷなのだ。それで夫に提案したい。毎日夕食時に新聞記事をサマライズする。レクチャーする。明日の予習だけで精一杯なわたしに。
この頃目立つ表現、「ご理解とご協力」。この表現が嫌いだ。今日はこれに輪をかけた表現を聞いた。三菱自動車株主総会での社長の挨拶。「多大なご迷惑とご不安」だ。この、人を小馬鹿にしたような表現で深い謝罪の意が表現出来るのだろうか。
アルバレスの「ランメルモールのルチア」を本当に見られるのだ。今日チケットが配達されて8月6日が待たれる。だから今日は彼のデビューアルバム「Bel Canto」を何度も聴いた。素晴らしい歌唱の数々。なかでも「清教徒」のアリア、「シャモニーのリンダ」のアリアが好き。アルバレスの明るいトーンの声にぴったりだ。この3月受けた講義のなかで国立音大の小林緑さんが「人の声が持つ力」を強調しておられたがこのアルバムを聴いていると人の声はまさに「魔力」だと思う。