日本橋 丸善

日本橋丸善が丸の内に進出したと新聞に出ていた。新しいビルの数階を占める大きな店になったという。これを知った夫は今にも行きたそうだ。夫にとって本は空気と同じくらいなくてはならないもの。地元の本屋は行くには行くが新しい本の情報は得られないし専門の書籍はないらしい。今の仕事が落ち着いたら先ず一番に行ってみたいとのこと。
子供達が幼かったとき土曜日はいつも日本橋丸善だった。夫は専門書の階に私は子供達と児童書のコーナーに。夫はどんなことがあっても1時間くらい本をいろいろ見ていたから子供たちもゆっくり買ってもらう本を吟味して決めていた。育ち盛りの3人の子供達にハードカバーの良質の本を買ったら夫の懐は手に取るようにわかるもの。でわたしは、、、我慢した。
ジュネーブにいた頃も本屋は我が家の一番の楽しみだった。市中にある大きな書店、「パヨ」へはよく出掛けた。児童書のコーナーへ行くとフロアや階段に座り込んで本を読む子供達の姿があった。まだフランス語も操れない我が家の子供達も皆に混じって『タンタンの冒険』や『フェリックス』などの漫画を見ていたのを思い出す。