アルバレス熱病はまだ癒えない

アルバレスの「マノン」を通しで聴いた。幾つかの美しいアリアを除いてはマスネという作曲家について何も知らなかった。CD3枚3時間になんなんとする曲を午前中を費やして聴いた。CDについていた数多くのパリオペラ座の舞台写真に見入りながら。ロココ調の舞台衣装が華やかだ。アルバレスの伸びやかなベルカントに時を忘れる。「マノン」の中にはメロディのない台詞まわしが所々にあるがメロディがないのに魅力的かつ音楽的だった。マノンを演じているルネ フレミングも凄い歌い手だ。今度は女性歌手も丁寧に聴いてみなければなるまい。このオペラのDVDは出ているのかしらん。ならばK子がパリに行くから買って来てもらおう。