パンサー、タイガーそして次は?

半日仕事をして午後からは少しの家事をこなした。そろそろ雑草がはびこり出した庭を横目で睨みながら今日は家の中の事。本当に時間が足りない。夕方暗くなる前にウオーキングに出た。海には多くのセールボートが出ていてカラフルだ。これから日に日に気温が上がって海の遊びは楽しく我が家の前の浜も賑わいが増すだろう。
今日は電車の中で「大黒屋光太夫」を読み終えた。このテーマの本は井上靖「をろしや国酔夢譚」、吉村昭「大黒屋光太夫」に続いて3冊目だが良かった。資料文献から引用された絵や文が豊富なのもいい。帝政ロシア女帝エカテリーナとの謁見の場面は圧巻。駿河湾沖で嵐に遭遇して流され遠くアリューシャン列島の孤島に漂着、10年に亘るロシアでの生活ののちやっと故国に戻った光太夫の数奇な運命はもっと多くの人に読まれてもいいと思う。次に読むのはがらりとかわって「二人で紡いだ物語」を予定している。机に向かってじっくり読書をする時間が取れない。読みかけの大作「クワトロ ラガッツイ」がなかなか進まない。なにしろ大きくて分厚い本なのである。仕事の時持って出て電車の中で読むというわけには行かないのだ。ノブ子さんからの情報では彼女の友人の一人は読み進めて感動、「今では正座して読む」と表現したいほどのめり込んでいるという。
夕食後夫が嬉しそうな顔をして「タイガー」を予約したと言う。「タイガー」?マッキントッシュOS 10.4
のニックネームらしい。パンサー、タイガーと来れば次はなにか。この世界に住む更に強い動物はなんだろうか。