苺のジャム

新鮮な苺が店先並んでいる。衝動的に買い込んで(いつもと違って1パックでなく3パックも)お金を払ったところで夫が「そんなに買ってどうするの?」と問う。本当にどうするのだろう、小さくなってしまった我が家族を思って一瞬考えたけれど既に支払いを済ませた後だ。子供達の育ち盛りの頃はすぐ大きなタルト オ フレーズを作ったのに。今では食べ手がいない。
甘い香りが台所に充満した。観たいテレビもないし、本を読むにも落ち着かないし、苺のジャムを作り始めた。程なく鍋に半分ほどのきれいなジャムの出来上がりだ。明日から朝のヨーグルトの味付けはこれにしよう。