2等賞は骨付きハム

ここ数日遠い昔のジュネーブ滞在中の仲良しUさんと会ったり,Rに電話したりしてあの頃をいろいろ思い出した。イタリアでものすごい宝くじ賞金を手に入れた話をテレビが話題としてとり上げていたので思い出したことがある。
ある晩R夫妻に誘われてロトの会場へ行った。あの頃日本にも年末宝くじはあったがあまり興味はないから宝くじの当選番号決定会場に行くのは思ってもみない経験だった。大勢の人が村の教会に集まりロトを楽しむ。私も数枚買ってそのときを待った。一等賞はカップルでアメリカ旅行というかわいらしい賞品だった。で私はなんと!2等賞が当たったのだ。賞品は大きな骨付きハムjambon fumeだった。10歳のK子の頭ほどありとても重かった。Rがこれはサロンの鴨居にでもぶら下げておいてナイフで薄く削ぎ切りして食べるといいと言うので実際そうした。Rをはじめ近所の知り合いが出たり入ったり骨だけになるまでワインを飲み飲み食べたのを思い出した。こんなビッグな2等賞当選は後にも先にも一回だけ。いかなるくじ引きにも見放されている私だ。