本は買って読む

夫が仕事から退いて約3年。お互いに家の中の居場所も決まり所用で出たり入ったりするときもいい連係プレイが出来るようになった。今一番の問題は増える書籍のことだ。リタイアしたときずいぶん本を整理したはずなのに最近また増加の傾向が顕著だ。夫にとって読書は仕事の一部であったから図書館で借りて読むという癖がない。すべて買う。今日も午前の散歩のとき新たに買う必要があるデジカメの情報を集めるため雑誌を買ったようだ。
午後は、アッシーくんをしてくれたのはいいが買い物が終わるまで今気に入っている大型ブックショップで本を見て待っていると言う。またまた本屋だ。買い物が終わって約束の場所に行ってみると手に分厚い(5千円となにがしか)本ともう1冊を持っているではないか。パソコン関係の本らしい。「また買ったの?」というと答えは次の通り。「僕は先に死んじゃうけど女性は95歳くらいまで生きるのだからね。君が寂しがるといけないからパソコン環境を完全にしていつでも1度に5人でおしゃべりが出来るようにするのだよ」いつもこんなぎょっとするようなことを言って私に一撃を食らわせこちらの攻撃を制する。いくら我が家がそんな環境を構築したとしても4人の人がいちどきに私のおしゃべりの相手になってくれるほど余裕のあるこの世ではないと思うのだが。