N子来る 楽しい宵

待てど暮らせど来ないN子を待ったがとうとう先に夕食を済ませてしまった。昨日の献立は昨夜と今朝と2回でやっと食べ終わった。今日は特別に何かをこしらえるのは止めていつもの我が家の食事。昨日予定していたホタテのピラフに定番のミネストローネで終わり。口がおごっているN子だけれど懐かしい我が家の味なのか、それとも空腹だったのか美味しそうに食べてくれた。
夫は、パソコンの話題ではいつも私で物足りない思いをしているから彼女の来訪を心待ちにしている様子が見て取れた。食事している彼女の脇でずっと話していた。最後は今楽しんでいるスカイプを話題にして体験させようとウエールズに電話することになった。N子が電話に出たらKの声が涙声になって更に当時3歳だったJが電話に出るともう話せないほどになってしまった。小さなJの姿が思い出されたのだと言う。幼稚園から帰ればRの所に入り浸っていたJ。次女のK子は寝る前必ずカーテンの隙間から広い芝生のスロープの向こうに見える窓のRおじさんと「おやすみなさい」の合図をするくらい濃い付き合いをしていた。Kの夫のRが入院していると聞いたから電話を切るやいなやN子は「本当に行こう。おじさんとおばさんが元気なうちに」とあっという間におおざっぱな旅行計画を立ててみせた。