麦秋のヨーロッパ

6年前のベルギー旅行以来、外に出る暇がなかったから本当に堪能した1週間だった。ヨーロッパはどこも麦秋。素敵な田園風景をあちこちで見た。ヨーロッパの夏を楽しもうと思ったのに最初の2日以外は雨にたたられて濡れた石畳を歩くのに神経を使った。旅行相手が音楽に興味がないため音楽関係の色々な場所はすべて素通り。何とも悲しい事ではあった。せめてもと買いたいDVD/CDを求めてウイーンとプラハのミュージックストアをかけずり回った。アルバレスのDVD「ラ ボエーム」とリチートラのCD「イル トロバトーレ」はとりあえず買えたがその他いくつも在庫を調べたあと「ない」とか「来週入る」とか言われて買えなかった。
ウイーンもプラハも初めてだったから見るもの食べるものみんな珍しくフリーの時間を精力的に遊んだ。ブダペストでは何しろ言葉がどうにも類推すらできず一寸毒気を抜かれた体だったがウイーンに行くと少し知ったドイツ語の単語から色々と類推して行動もスムースだった。
夫は新しいカメラで撮った写真をパソコンに取り込んだりその他の作業のため新しいプリンターを買ってわたしの帰国を待ち構えていた。夫はそんな作業が好きなのだ。わたしは夕食後撮った写真にタイトルを付けよと命じられ2時間も写真の撮影場所と記憶を重ねる作業を強いられたが撮った写真はみんなで200枚もある!今日のところは30枚ほどの作業で放免してもらった。