クリスマスパーティー

「忘れていないでしょうね」と朝Cさんから電話があった。今日のクリスマスパーティーの事だった。過去私がいくつかイベントをすっぽかしたことを彼女は覚えていたのだ。朝のうちはフレミングアルバレスの「マノン」を半分まで観てその後急いで昼食の準備、それから夕食の下拵えをした。あとさきを考えると出掛けるほんの数分前まで主婦は忙しいものだ。
パーティーはカントリーアンサンブルの生演奏があってなかなかの盛り上がりだった。本場ナッシュビルの近くに4年も住み古いカントリーにどっぷり浸かって生活したというMさんはコスチュームもカウボーイの出立ちで凛々しいほどだった。この団体との付き合いも十年を越える。私は十年一日のごとく変わりないけれど会の面々は少しずつ入れ替わって最初から参加している人は何人もいないのではと思うほど。珍しい人にも会った。何年ぶりかの人にも。その中にあって元気な姿を見せていたのがインドネシアのMさん、ポーランド人のKさんだった。二人とも日本人と結婚してこの町で家族を大きく育て活躍して来た人だ。2時間のパーティーは知り合いと話し、音楽を聴いているうちにあっと言う間に終わった。パーティーはCさんを始め何人もの工夫と運営で楽しいものになった。彼女には明日電話しよう。