晴天続き

ウイークデイは判で押したように毎日5時に起きる。朝刊を取りに玄関先に出ると今の季節あたりは真っ暗、頭上に月が輝いている。今朝は一寸寒かった。私はこんな寒さが好き。6時半過ぎ家を出た。昨日とは打って変わって良く晴れた今朝は東から西までくっきり目の前に雪の富士山があった。海は一寸濃い藍色、北寄りの西風を受けて白波が打ち寄せている。海中に突き出したコンクリートの釣り場には強い波がぶつかっては高い波しぶきをあげていた。Uさんと海を眺めながらストレッチをする。彼女に会うのも久しぶり。この1週間お里帰りのお嬢さんと孫に振り回されていたらしい。いつも可愛い孫とお嬢さんの自慢をする彼女が自分の生活時間を台無しにされたとちょっと苛立っていた。しかもおちびちゃんにひどい風邪をうつされたと調子も悪そうだった。後はひたすら8キロのウオーキング待降節に入ったから「メサイア」の第1部を聴いた。
午後仕事に出掛けた。仕事の部屋の窓からは遠くに筑波山が見えた。3時間の仕事が終わるともう外は夕日の余光を残すのみ。「きっと富士山がきれいよ」と出席の人たちを急いで反対側の窓辺に連れて行く。富士山はオレンジ色の中に黒い陰をくっきり見せていた。あたかも明日の晴れを約束するように。