「ロミオとジュリエット」の映像

CDを聴くのと違ってDVDを観るには十分時間を取らなければならない。このところ忙しくて半分しか観ていなかった「ロミオとジュリエット」。今朝は早起きして熱い紅茶を片手にどっかり座って観た。
10年前のロベルト アラーニャは若さが際立って時には躍動感を感じるロミオだ。若い恋人達の物語だからステージ上の動きにスピードがあって長い物語を最後まで飽きることなく観た。美しい舞台は演出の確かさを感じさせさすがロイヤル オペラだと思った。ジュリエットも素晴らしい。他にティボルトをやっているクラークというテノールが出色だ。変な感想だけれどヴェローナ大公を歌う歌手の口の開き方がいい。カーテンコールの時主役の二人は感激の面持ちで殊にジュリエットのヴァドウーヴァは感動の涙にくれているようだった。確かに泣いていた。
気がつけば外は夜が明けていた。時間が許せばもう一度続けてみたいところだった。